山口太幹の芸能界って楽しい!
小学6年生の僕が、芸能の夢をどう叶えたのか。芸能界で経験したことを紹介していきます。
1回目のコラムでは、芸能事務所に入ったきっかけや芸能界デビューにつながったオーディションのお話、2回目は、芸能界デビューで僕が初めて体験したことのお話をしました。
今回は、いよいよドラマデビューのお話です。
1回目・2回目のコラムを読んでいない方は、ぜひ読んでみてね。
連続テレビ小説「エール」
僕のドラマデビューは、NHKの朝ドラでした。東京で受ける初めてのオーディションはすごく緊張したけど、なぜか自身があったし楽しかった。
「エール」の審査は、まず書類選考があり、対面オーディションが3回。テレビで見たことがある子役もたくさんいて、お母さんの方が興奮してた(笑)。まさか、初めて受けたドラマオーディションに合格するなんてビックリで、ほんとに嬉しかった。
僕は、佐藤久志役で山崎育三郎さんの幼少期を演じました。初めてお会いして、すごくカッコイイ方だな~と思ったのが第一印象です。
このドラマは、作曲家 古関裕而さんと妻の生涯をフィクションとして描いており、主演は窪田正孝さん、ヒロインは二階堂ふみさん。山崎さんは、窪田さんの幼なじみの役でした。
豪華俳優陣が出演したドラマに出演でき、僕の代表作になりました。
初めての芸能人のお友達!
「エール」に出演した子役達は、芸歴もありお芝居が上手でした。お芝居はもちろん、挨拶やスタッフさんとの接し方など、他の子役達を見て学ぶことが多く、すごく勉強になりました。
一緒に共演したメンバーは今でも仲良しで、オーディションで会うこともあるし、同窓会として集まることもあります。コロナでなかなか会えなくなったけど、また皆で集まりたいな~。
初めてのドラマ出演で、初めての芸能人のお友達。同じ夢を目指す仲間と共有できることが、僕の力の源になっています。
泣く演技を克服!?
2019年に撮影した「エール」では、セットが組まれたスタジオや千葉県・福島県・愛知県で撮影がありました。
夏から唄の練習やお芝居の稽古がスタートし、秋に撮影開始。当時(小学4年生)は宮崎県に住んでいたから1人で飛行機に乗って撮影現場に通っていました。移動は大変だったけど、お芝居をするのがとても楽しくて、共演者やスタッフの皆さんに会えることが嬉しかったので、あんまり大変だなって思ったことはなかったかな。初めて新幹線にも乗ったよ。
一番大変だったお芝居は、「泣く演技」。
苦手だったけど、共演した森山直太朗さんがアドバイスをくれて、素敵な歌声もあって感情を入れることができたんだ。この演技を見て「感動した」という言葉をいただいて自信がつきました。
まだ、泣く演技は難しいなと思うけど、このシーンのおかげで少し泣く演技のコツがわかった気がします。
山崎育三郎さんからのサプライズ!
僕の最後の撮影は、2020年の2月でした。佐藤久志の物語のシーンがあって、長セリフだったけど、すごく楽しかった。
オールアップの時に関係者の皆さんが集まってくれて、「お疲れ様」の花束をくれました。
そして、まさかの出来事が・・・!
この日、山崎育三郎さんは、撮影が入っていなかったのに、僕の撮影が最後と言うことで、花束を持ってサプライズ登場してくれたんです!すごくビックリしたし、本当に嬉しかったです。
とても素敵な方の幼少期を演じることができて幸せです。
育三郎さん、共演者、スタッフ、関係者の皆様、お世話になりました。そしてありがとうございました。
次回は、山崎育三郎さんとのイベントや新たなお芝居への挑戦となったドラマ出演のお話をします。
山口太幹(やまぐちたいき)
小学6年生・宮崎出身・愛知県在住
特技はビートボックス・バレーボール
Instagram⇒taiki_umipro
YouTube⇒海汐プロダクション「太幹チャンネル」